《シリーズ第二弾》パワーアップして帰ってきた和菓子×ミステリー小説【アンと青春】坂木司

お仕事小説

とびっきりのおいしそうな和菓子が登場する
ミステリー×おいしい小説をご紹介!

それは...

坂木司さんの【アンと青春】です。

ただ、
今回のはシリーズ第二作目。
なので、一作目をまだ読んでないひとは、
こちらの【和菓子のアン】からご覧ください!

ちなみに、
「和菓子より洋菓子の方が絶対好き!」
っていうひとも騙されたと思って読んでみてほしい一冊ですw
出てくる和菓子がおいしそうですから、
きっと和菓子loverになっちゃいますよ(笑)

こんなひとにオススメ!

  • おいしい料理がでてくる小説が読みたいひと
  • ひとが死なないミステリーが好きなひと
  • デパ地下で働いてたり接客業のひと

あらすじ

デパ地下の和菓子屋さん「みつ屋」で働きだして八か月たつアンちゃん。仕事もあらかた覚えて、日々楽しみながら働いてるけど悩みは尽きない。アルバイトのまま働き続けていいんだろうか。そして、たまに訪れる和菓子に関するナゾの数々。一緒に働く店長、立花さん、桜井さんとともにナゾを解き明かす。

第一弾からパワーアップ

今回の【アンと青春】がシリーズ第二弾!
前作の【和菓子のアン】との大きな違いを感じました。

それは、内容の濃さ!

どっちかというと、
一作目は出てくる和菓子の量がすごかった。
特に季節の上生菓子の種類が、
毎月三種類も新作で出てくる設定でした。

毎月の上生菓子

五月は「かぶと」「薔薇ばら」「おとし文」
六月は「青梅あおうめ」「水無月みなづき」「紫陽花あじさい
七月は「星合ほしあい」「夏みかん」「百合」
八月は「清流」「かささぎ」「蓮」

といった具合に、
たくさんの種類の和菓子が紹介されていました。
その上生菓子だけじゃなくて、
羊羹、最中、おせんべい、落雁、どら焼き、大福などなど。

和菓子好きにとっては大興奮の一冊でした。

今回ももちろんたくさんの和菓子は登場しますが、
ちょっと量は控えめな印象です。

その分、
それぞれの和菓子の情報が濃い!

和菓子の量は減っちゃったかもしれませんが、
和菓子の情報量はパワーアップ。

読んでるときのワクワク感は変わらず止まりませんw

プチっとコラム

今回の『プチっとコラム』は“甘酒”と“水引”について。

まずは“甘酒”についてみていきましょう!
アンちゃんのように冬のイメージしかなかったけど、
甘酒は夏にもピッタリなんですって!?

作り方も簡単そうです!

もうじき本格的な夏がやってきます。
夏バテで食欲が減っちゃったときには、
冷たい甘酒を飲んでパワーアップしましょうw

つづいて“水引”について。

こんな違いがあるって知ってました?
全然ハッキリと知らなかったので、
ものすごい勉強にもなりました!!!

つぶお
つぶお

もうこれで迷わない。
熨斗も水引もかかってこい!w

こうやって豆知識もGETできて、
小説自体もワクワク楽しめて、
ミステリーのナゾも一緒に考えれて、
一石三鳥ぐらいの一冊ですよね?w

アンちゃんに恋の予感?!

ネタバレになっちゃうかもなんで、
まだ読んでないひとはご注意ください!

タイトルが【アンと青春】になってるから、
読む前から気になってたんですよね~w

「青春ってどういう意味でつけられたんだろう」って。

大学も通ってないから、
“恋”のこと?って想像膨らませてドキドキ♪
でも、アンちゃん自体が恋をするのかな?
それとも周りのひとなのかな?

結果を伝えるならグレーでした...

微妙に恋に発展するのかもしれないけど、
まだ第二弾の今作では展開が読めない状態で終わっちゃった。
第三弾の【アンと愛情】では明かされるのかな?

とりあえず今作で起こったことを書いておきます。

アンちゃんが勤める「みつ屋」。
その社員の乙女男子・立花早太郎。
「みつ屋」の近くに新オープンした洋菓子スタッフ・柏木。

なんか三角関係になったのかな?って印象です。

アンちゃんは二人のこと意識してないし、
(そもそも男性が得意じゃないみたいだし)
柏木さんも特別な好意を抱いてる雰囲気はまだない。

ただ、

若干、立花さんが片想いしてそうな...

この後の展開がすごく気になる!
第三弾の【アンと愛情】を読まないと分からないのがもどかしい。
でも、愛情ってタイトルになってるし……。
早くこのミステリーも解き明かしたい!
となる第二作目でした。

おわりに

シリーズ第二弾。
内容もおもしろさもパワーアップしていました!

さらにアンちゃんも、
悩みながらではあるけど徐々に成長中。
今後の第三弾では椿店長みたいに、
名推理を披露したりするのかな?w

つぶお
つぶお

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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