
ねぇ、ずっと気になってたけど読んでない本があるんだけどさ...






うん。
なんていう本?





【君の膵臓が食べたい】






あー、映画化にもなったアレね!





アレってどうなの?おもしろい?
名前がインパクトありすぎて手が出せなくなる気持ち、すごく分かります。
そのあとタイミングを逃してズルズルといっちゃったり...w
ジャンルは違いますが、むかしのぼくも同じ経験があります。
“あいみょん”さんがデビューしたての頃、
その名前のインパクトのせいで手が出せない時期がありました( ´∀` )
でも聴いてみてビックリ!!
すっごくいい曲ばかりですよね?w
それと同じかどうかはわからないけど、
今からでも【君の膵臓が食べたい】は遅くないです!
本はいつまでも逃げませんから(笑)
そんな気になってたけどまだ読んでないあなた。
この記事をきっかけに、最後の一歩を踏み出してくれるとうれしいです。
この記事では、
- この本のおもしろいポイント
- 泣ける本って評判だけど実際泣けるのか
- 映画版と原作本の楽しみ方の違い
これをシェアしていきたいと思います!
この本を読むのにおすすめなひと
こんなひとにおすすめ
- 泣ける本を探してるひと
- 気になってるけど、あともう一押しが必要なひと
- 映画版と原作本の両方を楽しみたいと思ってるひと
あらすじ
学校で友だちがひとりもできたことがない地味な男子高生は、ある日『共病文庫と書かれた一冊の本を拾う。その持ち主は、少年とは全くの正反対の明るく活発なクラスメイトの女の子だった。それをきっかけに、彼女は少年に積極的に接点をもとうとする。あらゆることに巻き込まれるうちに、少年も次第に変わっていき、『君の膵臓を食べたい』と思えるようになる。悲しみの向こう側に、希望は見いだせるのか。初々しい高校生の甘酸っぱいストーリーに感涙する。
この本のおもしろいポイント
「感動して泣ける=おもしろい」っていうのが、この本のポイントになってくるかもしれません。
ただ、これについては、
あとで触れていきたいので、
ひと先ず置いておいて...w
ほかにもおもしろいと思うところを三つあげてみました!
- クスッと笑える
- テーマの着眼点が魅力的
- 感情の描写が繊細
といったところでしょうか。
それぞれについて細かく見ていきたいと思います。
クスッと笑える
主人公は膵臓に病気があるというていですが、
「本当に病人なんだよね?」って疑いたくなるほど、
その病気や死に関して二人の高校生が毒を吐いたりします。
そのウィットに富んだ冗談というかブラックジョーク、
さらに高校生の素直になれない初々しい感じもさらにクスッと笑えますw
テーマの着眼点が魅力的
病気になってしまって、
余命宣告を受けているはずなのに、
そこまで闘病シーンは色濃く描かれていません。
ですので、
病気に苦しむ主人公の小説が苦手なひとにもおすすめできる一冊です!
ただ、
そうは言っても、
根幹の部分には病気が常に潜んだ状態です。
にもかかわらず暗くなり過ぎない小説に仕上がっていて、このテーマ(闘病ではなく共病にした)を選んだことってすごく魅力的だと、あなたも読んだらきっと思うはず!
感情の描写が繊細
特に、地味な少年の心の内側の描写がすごく濃厚に描かれています。
それのなにがいいのか。
感動ポイントに加算されるところなので要注目です!w
少年はそもそも、
友だちが学校にいない、
誰ともかかわらない、
感情の起伏が一切ない、
そんな心の持ち主だったんです。
それが少女と過ごすうちに、
怒ったり、笑ったり、戸惑ったり、悲しんだり、様々な感情が芽生えていきます。
その変化を感じ取りながら読み進めていくのが楽しいんです!
小説のはじまりから、終わりにかけて、
移り変わっていく過程がなんとも愛おしくなりますw
でも、
ほんのちょっとずつ変化をしていくので、
“アハ体験”を味わっているかのようでした(笑)
あなたも、読みながらこの変化を楽しんでみてください!
もちろん少女側の心理描写も素敵です。
天真爛漫な少女の胸の内が、死期が迫ってくるにつれて変化していくのは涙腺決壊のボルテージを高めるカギになります。
泣けるかどうか?






正直言って泣けると思います!
ですが、
あなたの好みの本じゃなかったり、
盛り上がる前に途中で挫折してしまったり、
元々本を読んで泣かないひと、
これにあてはまっていれば難しいかもしれません(;・∀・)
ただ...
そうでないのであれば、
グッときてウルっとくるのは間違いない!
泣けるポイントもネタバレしちゃって、
共有したいのはやまやまですが、
ここでは控えておきます。
じゃないと、いくら涙もろいといっても、十中八九泣けなくなるひとの方が多いと思いますしw
泣けるかどうかの結論は、
『きっと泣けるでしょう』という、
中途半端な気象予報程度にとらえてくれるとうれしいです(笑)





最後、ちょっと誤魔化したな?苦笑
映画版と原作本の楽しみ方の違い
小説を原作にして映画化にすると、
ほとんどガッカリすることないですか?






あれってなんていう現象なんでしょう?w
でも...
この本の映画版はおおむね良かったですよ!
もちろん原作から入ったときの高揚感からすると、物足りなさはありました。ですが、楽しみ方が全然違うっていうだけで、両方ともおもしろい&感動すると思います!
では、どんな楽しみ方をすればいいのか。
全部で二つ。
①まずは(できるだけ映画からじゃなくて)原作から読もう
②それぞれの違いを前向きにとらえよう
この二つだけです。簡単でしょ?w
そもそも、
全く同じっていうわけにはいかないので、
どこかしら妥協しなくちゃいけないところはあります。
その妥協するために、
両方まだ見ていないっていうひとは原作から手にとってほしいと思います。
その理由は、結構物語の中で重要な「少年の名前」が映画版だと早々に分かっちゃうからです。
これは小説の醍醐味の部分なので、
まずは原作から読んだ方が二倍楽しめると思います。
※もちろん、映画をすでに観終わっちゃってるひとも、これから原作を読んでも充分楽しめるとは思いますが、ワクワク感は半減しちゃうかも……。
原作でひとしきり泣いた後、映画を観ると楽しさ倍増!
図書館が立派過ぎるところに度肝抜かれたり、
少年の未来の仕事に感慨深くなったり、
桜のシーンがとてつもなく美しかったり、
映像で観る楽しみ方がありました!
シンプルで分かりやすくなってるし、
コンパクトに楽しみたい方は映画見るだけでもGOODです!!
ただ、
感情の変化を楽しみたい方は、断然原作の方が細かく描かれているのでそちらは要チェックです。
→この点に関しては、事前に映画から入った方がストーリーの展開が分かりやすくていいかもしれませんw
とにかく、両方とも充分おもしろいってことです(笑)
映画はNETFLIXで観れるので、気になる方は原作本と併せてお楽しみください!
おわりに
二の足を踏んで一歩踏み出せない、
気になってたけど読む勇気が出なかったあなたの手助けはできましたか?
この記事を読んで、読もうと思えた方は、コメント等で伝えてくだされば励みになります!w
よろしくお願いしますw






最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
この本を読んだひとはこちらもおすすめです。
・最後の医者は桜を見上げて君を想う(二宮敦人)
・虹の岬の喫茶店(森沢明夫)
・十字架(重松清)
コメント