共感して号泣!帰りたい故郷にもどれない、そんなあなたにピッタリな一冊です。

感動小説

夢を追いもとめて上京して、
意固地になって故郷に帰ってないってことはありませんか?

そんなひとにとってはすごく胸に染み入る、心温まるハートウォーミングな一冊をご紹介します。

この本を読むのにおすすめなひと

こんなひとにおすすめ

  • 帰りたくてもどうしても帰れない理由があるひと
  • ひとりで生きてる強い心をもってるひと
  • コロナの影響で実家に帰れないひと
  • 単純に旅行が好きでたまらないひと
  • 旅番組を観るのが好きなひと
  • 原田マハさんの小説がすきなひと

あらすじ

売れない元アイドルでタレント「おかえり」こと丘えりか。唯一のレギュラー番組だった旅番組も、スポンサーの怒りに触れてクビ。社長、副社長、おかえりの三人だけの小さな芸能事務所には、もう打つ手なしの状態。そんなときに舞い込んできた「旅代理業」の依頼。果たしてそれは、事務所を救う起死回生の一手になるのか?!

ホッコリ系の感動ストーリー

旅って非日常感が味わえて、
普段よりもリラックスできたりしますよね?
そして、旅館とかだと「おかえり」って言ってもらえたり、日常感との調和がたまらないのも醍醐味のひとつ!

ただ...
旅行に行けなかったり、
故郷にもどることができなくって、
そういった「おかえり」から縁遠くなってるひとには、この小説がきっと響くと思います。

亡き父との約束をして、東京で一旗あげるまで帰らないと決めた主人公。
その境遇と自分の状況が一緒のひとは、特に共感できるんじゃないでしょうか?

ホッコリ系いちばんの話

なんで頑張ってるひとを見ると、
感動したり、涙を流してしまったりするんでしょうか?
DNAにでも組み込まれてるんじゃないかと不思議に思ったりしますw

そして、
主人公の「おかえり」もめっちゃ努力をするひと。
大好きな“旅”に関することだからこそかもしれないけど、ガッツがすごいんです。
人間性も素敵。
なにごとも諦めない精神。
簡単に挫けない気力。
泣いても何度も立ち上がる。
そんなおかえりだからこそ、周りのひとたちから愛されてる。

旅先で出会うひとたちの温もりを、あなたも投影してきっとポロポロ……。

故郷に帰れず
ちょっぴり人情から遠ざかっていれば、
余計にグッと来ますよ!

サブタイトルにも隠された感動ポイント

文庫本の表紙には書かれていませんが、
単行本にはサブタイトルが付けられています。

“the long way home”

あなたなら、この英語の一文をどう訳しますか?
「遠い故郷」ですか?それとも「長いみちのり」でしょうか?
どちらも間違いってことではないと思います。
ただこういう意味はいかがでしょうか。
「帰りたくても帰れない故郷」

あなたも帰りたいけど、帰れない場所があれば、尚更この一冊が大切な本になると思います。

そんな大切な場所に、
「おかえり」と「ただいま」が言いたくてウズウズしてきませんか?w

おわりに

コロナになって旅行が思うようにできなくなったいまの時代。

このおかえりがやってる代理業ではないけれど、
リモート旅ってできましたよね!
でも...なんか違くないですか?

もちろん、現地の食べ物や名物が事前にとどいて、より体感できるようになっています。
心がとどいてない気がしちゃいます。
「なんでかな?」って考えたとき、
それは思い出に残らないと感じちゃったからだと思います。
リモート旅はあくまでも映画を観てるようなエンターテインメント

それでは思い出に残りづらい。

“時間が経過すればするほど美しくなるのは、和紙、人との絆、思い出”だそうです。

そんな美しい思い出になるような旅行だったり、
思い出が詰まった故郷にも帰れるといいですね!
もし、温もり不足を感じてたら、この一冊がピッタリだと思います!

そして、
東京で頑張るおかえりの姿を読んで見てると、
なんだか槇原敬之さんの「遠く遠く」が頭のなかに流れました。

あなたも、たまには故郷にもどって、
胸に響く「おかえり」を味わってみてくださいね。

つぶお
つぶお

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

この本を読んだひとはこちらもおすすめです!
引き出しの中のラブレター(新藤冬樹)
神去なあなあ日常(三浦しをん)
万寿子さんの庭(黒野伸一)

ナツイチ2021にも選ばれてる一冊。
また、来年の2022年にはNHKで安藤サクラさん主演で映像化もするみたいです。
ドラマ化の前にチェックしてみてはいかがでしょうか。

そして...

あくまでも余談ですが、
「わだかまり」ってワードが出てきたとき、
なんだか胸がおどりだしました!
大好きな【本日は、お日柄もよく】と繋がってるような気がしちゃいました。
そちらをまだ読んでなければ、一緒に見てみてくださいねw

コメント

タイトルとURLをコピーしました