
コーヒー飲みたい気分だな♪




音楽聴いてのんびりしたい!




なんかそんな雰囲気にピッタリの本はないかな?
癒しを求めてるひとにうってつけの本があります!
映画化されたことがあるのでご存じの方がいらっしゃるかもしれません。
それは【虹の岬の喫茶店】という本です。
岬にある喫茶店という場所と、
とびっきりの魔法がかかったコーヒー。
それに最高の音楽がBOSEから流れてくる。
想像するだけで癒される気がしてきませんか?w
メインは洋楽がスピーカーから流れてきますが、
森沢作品に度々登場するスピッツの曲も登場します!
ゆったりした音楽とあったかいコーヒーと一緒にぜひ読んでみてください!
この本を読むのにおすすめなひと
こんなひとにおすすめ
- 映画化された本を読みたいひと
- 仕事で疲れていて癒しが必要なひと
- カフェで読むのにピッタリな本を探してるひと
- 単純に森沢明夫さんの作品が好きなひと
あらすじ
一本道のわきにひっそりと立ってる白い棒きれの看板に「おいしいコーヒーと音楽♪ 岬カフェ ここを左折」と書いてある。その通りに進んで行くと、轍の先に青いペンキで塗られたこじんまりとしたカフェがある。店主の悦子さんが入れてくれるコーヒーには、魔法がかけられたように、訪れるお客さんの心をそっと癒してくれる力がある。感涙必至の心震わす至極の一冊。
喫茶店のオーナー・悦子さんの人柄が最高すぎる!
岬カフェのオーナー・悦子さんの人柄がたまらなく好きです(笑)
ゆったりとした小説の雰囲気そのもので、魅力たっぷりに描かれています。
そんな悦子さんの人間性だからこそ、周りのひとからすごく愛されてる存在なんだと思います。
ぼくが一番好きなのは、泥棒さんが真夜中に岬カフェに侵入してくるシーンから始まる『ザ・プレイヤー』の章。この章が、最高に悦子さんの器の大きさが表現されていて好きなんです。
元研ぎ師の泥棒さんに、
切れ味バツグンの包丁で脅されたとき、
そっと赦してあげます。
その上、
コーヒーやハムサンドを作ってあげる。
寝る場所も用意してあげる。
お金をあげて逃がしてくれる。
万が一殺されていたかもしれないひとに、こんなにも慈悲深くすることなんてぼくにはきっとできない。
すごく尊敬できる悦子さんの個性。
そして、このことばでさらにグッと悦子さんに惚れちゃいました(;・∀・)
「生きるって祈ることなのよ」(中略)
「いろいろあって、自分の未来に夢も希望もないんだったら、他人の未来を祈ればいいじゃない。あなたにだって大切な人の一人や二人、いるでしょう。そういう人の未来が少しでもいいものになりますようにって祈って、そのために行動していれば、人はそこそこ素敵に生きていけるものよ。」



素敵に生きたいって、
涙を流しながら思いました……
森沢作品でリンクしてる
悦子さんの甥っ子・浩司がせっせと建てているお店『ブルームーン』
むかし読んだときは気づかなかったけど、今回気づいたことがあるんです!
それは【大事なことほど小声でささやく】でも、この『ブルームーン』が出てくるんです。
美人漫画家の美鈴ちゃんが手を負傷した際に、バーテンダーのカオリちゃんが作ってあげたカクテルがこの『ブルームーン』でした。
カクテル言葉も、“無理な相談”で見事にこの小説とリンクしてます。
時々、
こうやって森沢作品ってそれぞれがつながってる部分を見つけるのも
楽しみのひとつですよね?w
ほかの作品にも登場するスピッツの曲。
今回は『春の歌』が出てきました!
スピッツ好きなひとは、『若葉』や『空も飛べるはず』が出てくる、
【キッチン風見鶏】もおすすめです!
映画版【虹の岬の喫茶店】
この小説をもとにした映画はご覧になりましたか?
タイトルはちょっと違うくて、『ふしぎな岬の物語』といいます。
物語の中心人物となる店主の悦子さんは、吉永小百合さんが演じてらっしゃいます。
配役がピッタリすぎて、悦子さんの雰囲気そのものですよねw
ほかのひとたちはと言うと、
浩司:阿部寛
タニさん:笑福亭鶴瓶
大沢克彦:井浦新
泥棒:片岡亀蔵
ちょっと、原作とはイメージ違ったり、内容も変わってたりしますが、
優しさたっぷりなのは間違いない!!!
しかも、原作のモチーフになった千葉県明鐘岬で撮影されてたりするみたいなので、雰囲気はばっちりですよねw
タニさんの最後の結末は映画ではどうなってるのか、
原作で登場しない竹内結子さん演じるみどりとは・・・
これは観なきゃだけど、NETFLIXではなかったです。
Amazonプライムだとレンタルで観れるみたい(400円/2021年6月21日調べ)
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
おわりに
疲れ切った心のすきまにそーっと入ってきて、
思わず涙しちゃう、そんな一冊でした。
もしあなたも、「メンタル的にきびしいな」と感じてるようだったら、ひとやすみ。
コーヒーと音楽とこの小説を準備して、
心のデトックスをしてみてください。
涙の雨のあとに、きれいな虹がかかってるはずです。
ちょっとでも読みたい!気になる!って方も朗報です。
hontoのサイトだと、紙の本のタイプでも配送してくれるサービスもあります!
しかも、電子書籍のバージョンでは、通常743円が520円になってました。
30%offで買えちゃいますよw(2021年6月21日調べ)
お得に買えるチャンスは6月30日までのいまだけ!
【虹の岬の喫茶店】のhontoの購入ページ
ジメジメしがちなこの季節も、晴れ間に見える虹を楽しみながら、
この本を読んで癒されちゃってください( ´∀` )
皆さんの読んだ感想も教えてくれたらうれしいですw



最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
この本を読んだひとはこちらもおすすめです。
・大事なことほど小声でささやく(森沢明夫)
・コーヒーブルース(小路幸也)
・うさぎパン(瀧羽麻子)
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