いじめ、
家族との不和、
将来への不安、
そしてキリキリと痛む胃。
その悩みや苦しみをすべて、甘~いハチミツが人生をガラッと変えてくれた。
今回紹介するのは、
寺地はるなさんの【今日のハチミツ、あしたの私】
主人公の碧はいじめられたり、
悩みをいっぱい抱えてしまう女の子。
その悩みや苦しみから立ち直ったきっかけは、
ひと匙のハチミツでした!
がんばる碧に勇気をもらえる。
この本を読んで元気がちょっとだけ湧きました。
いま、
なにかに悩んでいて苦しんでるひと。
ちょっとしたきっかけを探してるひと。
この本はいかがでしょうか!
この本を読むのにおすすめなひと
こんなひとにおすすめ
- 仕事のモチベーションが上がらないひと
- 仕事関係で悩んでることがあるひと
- 自分の居場所がなくて苦しんでるひと
あらすじ
学校ではいじめられて、家にも居場所がなかった中学生の碧。明日が来ることが怖かったあるとき、赤子を連れた見ず知らずの女性に救われた。もらったひと匙のハチミツ。そのハチミツと女性のことばに助けられて、明日を生きていく活力を得た。それから十六年たち三十歳になった碧は、恋人の故郷に行き様々なひとと出会い心を通わせていく。

勇気がもらえる本
挫けそうなとき、勇気がほしいときに読むのにピッタリな一冊だと思いました。
なぜかというと、
主人公の碧の行動力や努力を見ていると、ぼく自身も頑張らなきゃって思えるからです。
たとえばこんな一面がありました。
- 恋人の父親から結婚を認めてもらえないとき、はっきりと自分の意見をことばにした
- スナックのひとから「色気が足りなくて働かせられない」と言われたとき、ちゃんと自分のできる“料理”を武器に売り込んだ
- 養蜂家の黒江に邪険にされたとき、それでもめげずに外に連れ出したり新しいことにチャレンジし続けた
文字にすると簡単なように思えますが、相当勇気がいることだと思いませんか?
しかも、碧は過去にいじめられていたこともあるんです。
それでも立ち上がることができたのは、
見知らぬ女性がくれたひと匙のハチミツでした。
そんなほんの小さなことだけど、碧にとっては人生を変えた大きな出来事。
そのチャンスの糸をしっかりと掴んでモノにした碧からは勇気をもらえました。そして、そのちっちゃな転機を見逃さないように生きていくことが大切だと、改めて気づかされました。
恋人を追いかけて仕事を辞めたり、
サポートしてくれるひとがいない土地で壁に直面したり、
困難だらけの日々でも『ちゃんと自分の意見を言って』、『自分の居場所を作っていく』姿に感動させられます。
「自分の居場所があらかじめ用意されてる人なんていないから。いるように見えたとしたら、それはきっとその人が自分の居場所を手に入れた経緯なり何なりを、見てないだけ」
このセリフにもハッとさせられませんか?
たくさんのおいしそうな料理
いじめられて拒食症ぎみだった碧。
それを救ってくれたひと匙のハチミツ。
そして、それをきっかけにご飯を食べられるようになりました。
さらに、ご飯を食べることに目覚めた碧は、成長してたくさん料理をするようにもなります。
寺地さんの描写がどれもおいしそうだったので、思わずイラストを描いちゃいましたw

※あくまでもイメージイラストなのはご了承ください
ほかにも、
バターを塗ったトーストにりんごをのせてこんがり焼いた料理(34p)、
碧特製ふんわり卵サンド(119p)、
色とりどりのゼリーが入った蜂蜜レモンソーダ(155p)などなど、
思わずお腹がグーっとなっちゃうような料理がたくさん登場します!
登場するページ数ものせておきましたので、
気になる方は一度読んでみて、ぜひチャレンジしてみてください!w
おわりに
自分にはできないこと、
碧だからできたんだと、
そう言って諦めちゃうのはのはもったいないです。
きっとこの記事を読んでくれてるあなたには、あなたにしかできないことがあります。
ハチミツと出会って料理を覚えた碧のように、
この本と出会ってなにかチャレンジしてみたら芽がでることもあります。
もし頑張ってるときに、
挫けそうだったり、勇気が欲しくなったら、
またこの本を読んでおいしいご飯をいっぱい食べてみてください!
そうすればきっとまた、毎日をワクワク楽しめるはずです(笑)

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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