原田マハさんの【本日は、お日柄もよく】を読んでみました!
あらすじ
二ノ宮こと葉27歳。幼なじみのように育ってきた今川篤志の結婚式で大失態を犯してしまう。二流のホテルで、二流のサービス、退屈極まりないスピーチが招いたこと?!しかし、そのあとに突如登場した妙齢で美人な女性・久遠久美に魅了される。『言葉のプロフェッショナル』スピーチライターの異名は伊達じゃない!彼女が操る言葉の数々に、読者もきっと引き込まれるに間違いない。いまこそ、まっすぐに政治を身近に感じてみませんか?w
レビュー
本の満足度 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
ワクワク度 ★★★★☆
スピーチライターのお仕事
日常生活の中でも、皆さんはことばを使いこなせていますか?
唐突すぎる質問だったと思うんですが、この小説の中で、《言葉っていうのは、魔物だ》と言われているんです。
『人を傷つけも、励ましもする。本やネットを目で追うよりも、話せばなおのこと、生きた力をみなぎらせる。この魔物をどう操るか。それは、話す人次第なのだ。』
本日は、お日柄もよく
そんな魔物の調教師?もしくは巧みに操る言葉のプロフェッショナルというのが、スピーチライターということだと思いますw
言葉のスペシャリストは、
この小説の中ではほかにも【リスニングボランティア】っていうのも登場します。
※リスニングボランティア:おもにお年寄りの話を「ただひたすらに聞く」行為
それ以外にも【俳句】も登場するんですが、紹介され方がめっちゃ美しいんです!( ´∀` )
『短いフレーズの中に森羅万象を表現する』って描かれているんですが、良くないですか?w
→押しつけがましかったですかね?(◎_◎;)
でも、たしかにあんなにも短い文章に、想像力をかき立てれて、素敵な世界が広がるような気がしますよね?そんな風に俳句を捉えたことがなかったので、すごく新鮮でした!!
言葉のプロフェッショナルって、そう思うと意外にいるんだな...。
大切なひとを傷つけなくて、励ますことができるなら、
そんな方法をいちから教わりたいな、なんて(笑)
この本を読んでみて
スピーチライターのお仕事に感銘は受けつつ、この小説で感じるもうひとつが政治家についてでした!
この小説を読んで、
こんなにも国民のために働く議員さんっていないのかな?って思わずにはいられませんでした。
コロナウイルス。
オリンピック。
桜の会。
政治献金問題。
日々たくさんの議員さんのニュースがテレビや新聞、スマホで報道されるたび、どれも似たり寄ったり。どれほど国民の立場で活動されているのか、自分自身の利益追求ばかりになっていないのか、頭の中には疑問符ばかり出てきてしまうのは、果たしてぼくだけでしょうか?
それこそ、
若者たちは政治に期待していないから投票に行かなくて、
その結果、一向に世の中は変わらない。
それは、小説の中だけじゃなくて、ぼくたちが暮らす現実世界もそうですよね?(-_-;)
『いいほうに変わるなら、変わるほうがいい。』
本日は、お日柄もよく
ほんとそう思います。
変えたいのならば、その意志を持って行動に移さないといけない。
愚痴を嘆いているだけじゃなんにも変わらない。
逆に、その気にさえなれば、変えるんだっていう気持ちをもって行動に移せば、ぼくたちにはなんでも変えれるパワーを持ってるんだ!って読んでると不思議と思えました!!!( ´∀` )
『何かが変わる。私たちが、その気になれば。』
おわりに
スピーチライターの極意も本書には載っていたので、興味があるひとは読んでみるのもいいですよ!w
あと、
仕事選びとかに悩んでるひとへの、背中を押してくれる素敵なことばもありました!
ぼくのお気に入りは、
『安定した仕事で幸せになれるのもいい。けれど、人を感動させ、幸せにする仕事に就けるのはもっといい。』
本日は、お日柄もよく
もちろん全ての仕事がそれぞれ素晴らしいだろうけど、
就職面で悩んでいるひともきっと救われることばじゃないでしょうか?
政治に興味があるひと、
スピーチライターってどんなお仕事?
そんなひとにおすすめしてみてください!
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