辻仁成さんの【代筆屋】を読んでみました!
あらすじ
友だちが一年間海外に住むということで、期間限定で《家賃無料&猫の世話》を条件にその部屋に住むことになった小説家志望の青年。作家志望ではあるが、それ一本で食べていけるわけではなく、筆不精の知人の代筆をすることでも日銭を稼いでいた。アパートの一階はカフェとなっており、そこのカフェ『レオナルド』のマスターのおかげで度々代筆業の依頼が舞い込んでくるようになる。
レビュー
本の満足度 ★★★☆☆
おすすめ度 ★★★☆☆
ほんわか度 ★★★★★
代筆屋
もう今年で令和は3年目に入りましたよね?
西暦で言えば2021になりました。
今はもう多くの人がスマートフォンを駆使していて、個人間でのやり取りだと、メールよりもむしろLINEの方が手っ取り早くて便利な時代になりました。
こんな時代だからこそ、逆に手紙の温かさって身に沁みますよね?
→ひとによってはすごくヘビーに思えちゃうかもしれませんが……w
でもやっぱり、
手紙を書くご時世じゃなくて、みんな筆不精がちじゃないでしょうか?
この本で登場する『代筆』ってホントに需要がありそうだな、と思って調べてみたんです。
そしたら、結構ヒットしたんです!
- 代書屋、
- ラブレター代筆、
- 代筆業、
- 手紙代筆代行サービス(←代筆と代行って意味二重になってないですかね?w
いろいろ出てきました!!!!
この小説の単行本が海竜社という出版社から発行されたのが2004年。
もう十七年も前ってのが衝撃でした!
この本を読んでみて
かつて読んだ頃の感動はそこまで得られなかったのが残念でした……。
→やっぱり自分自身が変わると本の趣味嗜好も変わっちゃうんでしょうか?(´;ω;`)
おすすめ度も★3つにしちゃいましたが、
手紙ってやっぱりいいよね~っていう共感も誰かとしたいので、
ぜひ読んでみて欲しいなと思いますw
ぼく自身も、海外に行って旅行中とかだと、その現地のポストカードとか買ったりします。それを家族や友人に書いて送ることはあっても、なかなか手紙って書かない時代になりましたよね?いまはLINEとかは聞いても、仲いい友人の住所なんて知らないことばかりだし(◎_◎;)
そんな時代に、手紙を受け取るって素敵じゃないですか?
ラブレターとかも一生に一度は送ってみたいし、
受け取ってみたいな……なんてw
この本曰く、
『恋に悩む人間にとって、ラブレターほど心強い飛び道具はない。相手に思いを届けたい人は恋文に頼るのがいいだろう。』
代筆屋
ということだったので、チャレンジしたいひとはぜひ!
おわりに
レビューでは★3つを基本的につけちゃいましたが、ほんわか度だけはマックスでつけちゃいました!
なんといっても吉祥寺が舞台の小説。
東京に来たら、絶対に聖地巡りするんだ!って意気込んでいたのにも関わらずコロナ禍になってしまい……。吉祥寺駅周辺や、井の頭公園も散策したいですし、似たようなカフェ探しもしたいっていう願望はまだやみません!w
あともうひとつ個人的な願望なんですが、
「辻仁成さんの小説ももっと電子書籍に対応してほしい!」( ´∀` )
辻仁成の本って、電子書籍になっていないんですよね~。
彼自身のなにかのこだわりなのかな?
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