『読むカイロ!』冷えきった心に、じんわりと温もりがこもった名言が響く!森沢明夫【癒し屋キリコの約束】

癒し屋キリコの約束感動小説

こんばんは!

今回紹介するのは、
このブログでもお馴染み、
森沢明夫さんの小説です!!!

なぜ、こんなにも森沢さんの小説を読んでいるのか?

それは『心に響く名言に癒されるから』なんです!!!
※全然心を病んでるってわけではないので安心してくださいw
純粋にグッとくる名言を読んで感動を味わいたいだけなんです。

【癒し屋キリコの約束】もそんな名言ばかりで、
読み終わったあとは、心がほっかほかになってました。

名言も含めてこの本をザックリ説明するとこんな感じ👇

【癒し屋キリコの約束】
  • 突飛な舞台設定なのに、なぜか惹きこまれる物語
  • 冷えきった心をほっかほかにしてくれる名言のオンパレード!
  • 昭和歌謡曲がノスタルジックで落ち着く♪

「タイトルの『癒し屋』ってなんだよ?」って感じだと思うんですが、のちほどじっくり紹介していきますね!

最後のほうには、
これまで17作品読んできたぼくが選ぶ
森沢明夫さんのおすすめ小説もシェアします!
お楽しみにw

それでは行きましょう!

こんなひとに【癒し屋キリコの約束】はおすすめ

  1. 名言で心をポカポカにしたいひと
    ★★★★★
    今抱えてる悩みをちょっとでも軽くしてくれる、そんな名言があなたを待っています!
  2. 後悔してることがあるひと
    ★★★★☆
    「とりかえしがつかないことをやってしまった・・・」
    「あのときああしてればよかった・・・」
    そんな過去の後悔という心のトゲが抜けるきっかけになるかも。

  3. 昭和歌謡で懐かしの記憶を思い出したいひと
    ★★★★☆
    キラキラと輝いてた頃に聴いてた懐かしの昭和歌謡。あの頃のことをそっと思い出してみませんか?

あらすじと登場人物

この小説の舞台になるのは、古くて小さな喫茶店「昭和堂」。駅前からのびる商店街のはずれにある、
見た目はどこにでもある喫茶店。でも、中に入ってみると不思議なつくりになっている。それは、入り口付近にドーンとかまえる神棚とお賽銭箱の存在・・・w 店の奥に目をうつすと、ロッキングチェアに揺られるこの喫茶店のオーナーの霧子きりこさんがいる。彼女はコーヒーも紅茶もいれるセンスがまるでない。だけど、この店には霧子さんの人柄と、裏家業の『癒し屋』を目当てにさまざまなひとがやってくる。霧子さんがくりだすことばに客の心が癒されていく。


補足で、
霧子さん以外の主なメンバーも紹介します!
雇われ店長のカッキ―と昭和堂の常連客のひとたちです👇

「癒し屋キリコの約束」の主な登場人物

この小説の3つのおすすめポイント

おすすめポイント3つ
  • 不思議で魅力的な喫茶店
  • 「癒し」×「歌謡曲」が最高!
  • グッとくる名言

まだ、
森沢さんの小説を読んだことがないひとだったら、
「この本、ほんとにおもしろいの?」って、
きっと疑ってますよね?w

そもそも、
「『癒し屋』ってなんだよ」
「昭和歌謡も世代じゃないから興味ない」
っていうひともいるかもしれません……

そんな半信半疑なひとにも、
たっぷりとこの本の魅力を伝えていきたいと思うので、
諦めちゃうのはもう少し待ってください(笑)

ちょっと不思議な喫茶店

正直言うと、

ぼくも初めて読んだとき、
「えっ?!」って思いました。

  • 神棚と賽銭箱がある喫茶店
  • レコードから流れる昭和歌謡曲
  • 右目だけ目の入った大きな達磨

こんなぶっ飛んだ喫茶店なんてある?って思ったし、
そんな舞台設定の本買っちゃってミスったのかも…って思ったりもしましたw

でも読み進めていくと、

ちょっと不思議な喫茶店だったからこそ、
「つづきはどうなっていくのかな?」
「お賽銭箱の使い道ってなんなの?」
「達磨の伏線回収はされるのかな?」
って気になってしまったんだと思います( ´∀` )

だから『不思議な喫茶店』っていうのがこの小説のおもしろさをひきだすひとつのポイントだったと思います!

「癒し屋」×「昭和歌謡曲」

「癒し屋」って結局なに?って感じだと思うんですが、

簡単に言うと、
心に傷をおったお客さんの悩みを霧子さんやカッキ―、常連客のみんなで手助けをする、っていうものです。

マッサージ屋さん、
自動車屋さん、
不動産屋さん、
と同じような感覚で、
癒し屋さんがあるって考えれば大丈夫(笑)

一章ごとに悩みを抱えるひとが登場して、
「癒し屋」のメンバーが解決してくれる。
そんな流れになっていて、
その一章ずつにテーマの懐メロが設定されているんです!

癒し屋キリコの約束の昭和歌謡曲一覧
完全ネタバレにならないように一部伏せています。すみません!

そして、

それぞれの曲のワンフレーズが章タイトルになっているんですけど、
ストーリーとすごくマッチしまくりなんです!!!

だから、
全く知らない曲だったとしても、
読み終わったあとには自然と聴きたくなっちゃうんです( ´∀` )

ちなみに、

物語に出てくる「癒し屋」を体験したひとのことばを紹介すると...

予想外で、馬鹿馬鹿しくて、刺激的で――でも「癒し屋」の人たちのおかげで、ほっかほかな一日に。

このほっかほかな気分、
あなたも味わってみたくないですか?w

グッとくる名言たち

夢や幸せ、才能、友人関係、人生そのもの。
いろんな悩みを抱えたひとたちが登場します。

彼らに向けた霧子さんのことばがどれも名言すぎて...泣ける。

たとえばこちら。

人間の心って不思議なもんでさ、自分で断ち切ったはずの過去には、いつまでもつきまとわれて重たいんだけど、しっかり受け入れた過去は、その瞬間から軽くなる

グチグチ悩んでたことって、断ち切ったつもりでいたことだったんだなって腑に落ちました。
ちゃんと受け入れてあげないとダメだったんだな、と気づかせてくれた名言でした!

つづいてこちら。

相手の欠点を探すのをやめたとき、相手の長所が見つかりはじめるのかも知れない。そして、そのときがきっと、お互いの幸せのはじまりなんだ。

「あのひとのこんなとこが嫌い」
「アイツのこの態度がムカつく」
って思いがちだけど、
少しずつでも霧子さんの考え方を参考にしていきたいなって思えた名言でした!
だってイライラしてると自分が損した気分になりますもんね?w

ほかにも、

感動した名言が山ほどあるんですけど、
読んで感動を味わってほしいので、
紹介はここでストップします!

ぜひ霧子さんの名言にあなたも癒されちゃってください( ´∀` )

森沢作品の○○もおすすめ!

【癒し屋キリコの約束】をもう読んだことがあるひとには、
【大事なことほど小声でささやく】をおすすめします!

その理由は、
このふたつの作品、
ちょっとした共通点があるんですw

共通点
  • すこしぶっ飛んでるオーナー
  • 個性豊かな常連客がいること
  • ジーンとくる名言がたくさんあること

こういう共通してる部分があるから、
スッと読みやすいはずです。

逆に【大事なこと―】が読んだことあるけど、
【癒し屋キリコの約束】をまだ読んでないひとでも、
流れがつかみやすくてとってもいいですよね?

ちゃんと中身の部分は全く違うので安心してくださいね(笑)

ちなみに【大事なこと―】ででてきたあの子も、
【癒し屋キリコの約束】に...なんてこともあったりw

それは両方読んでからのお楽しみに♪

あと、カッキ―と【虹の岬の喫茶店】とつながりがあったり、
今回紹介した本は、森沢ファンにとってもうれしい一冊になってます!
違う作品でも、リンクがあるからこそ見逃せなくなるんですよね?( ´∀` )

おわりに

【癒し屋キリコの約束】を読んでみたら、
じんわり心に温もりが広がる、
『読むカイロ』のような一冊でした!

スピッツ、RAD WIMPS、BTS、洋楽など、
いろいろな音楽を小説に取り込んできた森沢さん。
今回は懐かしさを感じさせる昭和歌謡。

名言とマッチングして、
読者の心もたっぷり癒してくれる物語でした。

読めばあなたの心もほっかほか。
心の温もりを求めてるかたはぜひ!

【癒し屋キリコの約束】はこんな本だった
  • ジーンと名言が心に響く
  • 不思議な喫茶店の雰囲気に惹かれる
  • 懐メロに癒される

ちなみに、
さっきチラッとAmazonのぞいたら、
期間限定でKindle版の【癒し屋キリコの約束】がキャンペーン価格でダウンロードできるみたいです!
(※セール期間の期日の表記が消えてていつまでセール対象化わからなくなってるので、セール価格でダウンロードしたい方はお早めに! 2022.3.4追記)

Kindleとか電子書籍にチャレンジしたことないひとでも、
デビューするにもいいチャンスなのかも?w
だって割引額的にもお得だもん(Ӧ)(ӧ)(Ӧ)(Ӧ)(ӧ)

ほかにも
【ノルウェイの森】や【カエルの小指】とかは
割引はないけどポイントが結構つくみたい!
調べてみたらもしかしたら気になってるのが見つかるかもしれないですね(笑)

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