こんばんは!
読書ブロガーつぶおです(@tsubuo_book)。
今回紹介する小説は、
大崎梢さんの【本バスめぐりん。】という本です。
(創元推理文庫)
「めっちゃわかる~」っていうのが、
読書好きのぼくがこの本を読んでて
いちばん感じたことでした(笑)
そう思った理由のひとつが
コチラの文章なんですが...
本って、変わらないのがいいのかも。いつでもどんなときでも、開けばそこに同じ物語があるんです。変わらないから安心できるって、ありませんか
読書好きのそこのあなた!
ぼくがいいたいことわかっていただけました?w
そんな「読書好きにはたまらん」ってなる
【本バスめぐりん。】の紹介早速はじめていきます!!
こんなひとに【本バスめぐりん。】はおすすめ
- 読書が趣味
- 純粋に本の世界が好き
- Twitterの読書垢がある
- 移動図書館を使ったことがある
- #読書好きなひととつながりたい
どれかにあてはまってたりしましたか???
あらすじと登場人物
舞台はとある県にある種川市。そこには市立図書館が合計8つある。どの図書館からも遠くに住んでて、なおかつ、本が読みたいというひとに向けたサービスが移動図書館だ。移動図書館はつまり、本をたくさんのせて走るバスのこと。ちなみに「めぐりん」っていうのが、公募で決まった移動図書館の愛称。その運転手は65歳のテルさんで、相棒の梅ちゃんは25歳の図書館司書。親子ほども年の離れたふたりと、街のひとたちの、心あたたまる本の物語♪
移動図書館って...
あらためて『移動図書館ってなに?』って聞かれると、
使ったことがない方はちんぷんかんぷんですよね?w
基本的な部分でいえば、
街にある図書館となにも変わりません。
(たとえば、借りた本は2週間以内に返却しましょう。
ただし、予約が入ってなければ期間を延長して借りることもできるんです!)
でも...
いくら借りたい本があったとしても、
住んでる近くにその図書館がないと借りれないですよね?
そんなときにこそ力を発揮するのが、
『移動図書館』の存在なんです!!!
- 市内16ヵ所を2週間かけてまわる
- 稼働するのは火~金の4日間
- それぞれの午後の時間に2,3か所ずつ
- 滞在場所はステーションと呼ばれている
- ステーションは公園やスーパーの駐車場など
移動図書館使ったことがないひとも、
なんとなくイメージできましたか???
グッとくるポイント
冒頭で紹介したもの以外でも、
読書好きが共感できることばがたっくさん!
その中でもとくにグッとくるでしょ!っていうのを紹介します!!!
読んでるときは今までと同じく夢中になって、手に汗を握ったり感動したりするんですけど、本を閉じてるときも誰かと繋がっているようなふわふわとした楽しみがあります。これを私より先に借りた人は、どこが面白かったのかな、とか、あそこでびっくりしたのかな、とか、犯人を誰だと思っていたかな、とか
この文を読んだときは、
「あっ、ぼくと分かり合えるひとがいたんだ!」
っていう感覚になりました。
「あの本のあの部分ですごく感動したよね?」
「あそこまではあのひとが犯人だと思わなかった?」
「ラストのどんでん返しすごくなかった?」
なんて
読んだ本の感想を共有するのも読書の醍醐味のひとつですが、
なぜか現実では周りには語り合えるひとがいないんですよね~...
だからTwitterの読書垢でつながるひとたちは大切なんです( ´∀` )
でも、
さっき紹介した文章のように、
あったことがないひとにでも思いをはせるってすてきなことだと思います。
心あたたまるストーリー
全部で5章の物語がありました。
どれも読んでてホッコリするものばかりw
- 本に栞代わりにはさんだ1枚の写真をめぐる物語
- 移動図書館の訪問先の一部の存亡をかけた物語
- 突如届いた運転手へのクレームの手紙にまつわる物語
あと2章分ありますが、それは読んでからのお楽しみということで!
どれもが作者の大崎さんの優しさが込められたストーリーばかりで、読み終わったあとは...心がポッカポカしちゃってました(笑)
本や図書館が軸になっているので、
ほんとに読書好きにはメロメロな一冊だと思います!
おわりに
いかがでしたか?
「読書好きにはたまらん!」となる【本バスめぐりん。】を紹介しました。
この本で出会うことばたちも、
テルさんと梅ちゃんの優しさも、
心あたたまるストーリーも、
きっとあなたの心にも響くはず。
あと...
文庫版の表紙のデザインかわいすぎません???
こういうのは電子書籍じゃなくって紙の本がほしくなっちゃうやつですよねw
もちろんこの刺繍っぽいデザインにほっこりしますが、
小説を読んだらもっとほっこりしちゃうはずですよ( ´∀` )
そんな【本バスめぐりん。】を読んでみたら...
- 移動図書館で借りてみたくなる
- 心に響くことばとたくさん出会えた
- ほっこり気分があたたかくなる物語だった
というすてきな小説でした!
ちなみに、
こちらの書店が舞台となってる【配達赤ずきん】シリーズも、
大崎梢さんの本でおもしろかったのでおすすめです!
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