『ほっこり癒し♪』和菓子屋さんが舞台の坂木司人気シリーズ小説【アンと愛情】 あらすじと感想

【アンと愛情】のサムネイルお仕事小説

東京デパートの和菓子屋さん「みつ屋」で働くアンちゃん。

彼女のまわりで起きるあんなことやこんなこと。
「和菓子のアン」シリーズも今回紹介する、
【アンと愛情】をいれて3作目となりました!!!!

「えっ...アンちゃんってだれ??」
ってなったひとは一旦ストップ!
まずは第1弾と第2弾を読んでからでお願いしますw
もしくわこちらのぼくが読んだ感想記事をチェックしてみてください↓

もうすでに、
第2弾の【アンと青春】まで読んでる方でも、
久々すぎて忘れてるかもしれませんので、
ここで改めてアンちゃんの紹介を!(笑)

アンちゃんは、
本名:梅本杏子うめもと きょうこちゃん。
杏子の「杏」からとってアンちゃんと呼ばれています。
見た目は、もちもちぽっちゃりした大福みたいなかわいい女の子。

そんなアンちゃん、
シリーズ1作目では高校卒業して和菓子屋「みつ屋」で働きだしたばかりでしたが、
今回の【アンと愛情】では20歳を迎えて、みつ屋歴は3年目となりました!
(拍手~~~!ww)

クリスマス、年末年始、成人式、バレンタインデーなど、
今回の小説でも季節の行事ごとの数だけ、
アンちゃんの物語も和菓子の豆知識も盛りだくさんでした!

  • アンちゃんの成長が感じられる一冊
  • ゆるいミステリーに癒されるw
  • 和菓子の豆知識が盛りだくさん!

それでは、
シリーズ第3弾【アンと愛情】の紹介はじめます!

こんなひとに【アンと愛情】はおすすめ

  • 1日3食でも和菓子を食べたいぞってひと
  • 仕事での伸び悩みを最近真剣に考えてるひと
  • がんばってるひとを応援したくなっちゃうひと
  • 日本の文化についてもう少し詳しくなりたいひと

あらすじと人物紹介

東京百貨店(通称:東京デパート)の地下一階フロアにある和菓子屋さん「みつ屋」。アンちゃんはそこに働きはじめて2年たち、今年20歳を迎えた。
そんなアンちゃんにふりかかる試練や難題。振袖選びに悩み、自分と同い年の優秀な社員と比べて落ち込んだり。それでも店長の椿さんや乙女男子の立花さん、先輩アルバイトの桜井さんに支えられて日々成長中。

シリーズ第3弾の今作も、おいしそうな和菓子がたくさん登場!みんなが知ってるわらび餅やはじめて聞くような「巻き柿」「切り山椒」などなど。知らなかったお菓子の文化や日本の伝統など、ゆるいミステリーと一緒に楽しめちゃうw

お腹も頭も満たされちゃう、すっごいお得感がある一冊です!!

アンちゃんの成長を楽しめちゃうw

シリーズ第3弾の【アンと愛情】でアンちゃんも20歳になりました!

そんなアンちゃんのいまを紹介する前に、
これまでを一度改めて振り返ってみましょう!

まず、
シリーズ第1弾目の【和菓子のアン】では、
高校卒業したてではじめてのアルバイトで初々しさMAXでした。

2弾目の【アンと青春】では仕事もいろいろ覚えだして、
すこーし成長が見られましたよね?
男性スタッフだけの洋菓子店『K』もオープン。
そこのスタッフの柏木さんと恋がはじまるの?
ってなったのも2作目からでした。

そして満を持しての3作目。

仕事はひと通りこなすこともでき、
お客さんの案内もスムーズになったアンちゃん。

でも...

大きな壁が突然現れます。
(アンちゃんより巨大なひとが来たっていう物理的な意味ではなくw)

それは、『同い年のライバル』の存在。

バレンタイン商戦にあわせて、
他店から応援として臨時スタッフがやってくるんです。
入社時期もだいたい同じで年齢も一緒なのに、
もうすでに社員になってるスタッフ。

仕事への情熱も、
てきぱき働く姿も、
アンちゃんが持ってないものばかり。

そのスタッフと自分を比べて
ちょっぴり自信を無くすアンちゃん。
読んでてすごく切なくなったり、
「がんばれー」って応援したくなりますw

ただ、そんなことで終わらないのが坂木司ワールドの醍醐味ですよね?

それは、アンちゃんに椿店長からの救いのことばがあったんです。
くわしい内容はネタバレになっちゃうので控えますが、
きっとあなたも仕事で悩んでたらこのことばが救いになるはず!

という感じで、
椿店長の神のことばのおかげで、
どんどんアンちゃんも成長していきます!
この成長はシリーズ1作目から読んでるファンにとってはうれしいもんですよね?(笑)
ますます目が離せなくなって4作目への期待が高まっちゃう内容でした!

ゆるいミステリー小説に癒される?!

【和菓子のアン】では椿店長の名推理が印象的でしたよね?

でも、この3作目になると...
ちょっと落ちついて名推理感は薄くなったかも。

だから、

ミステリー度合いを期待値MAXで読みはじめると、
肩透かし感を味わっちゃうかもしれないので、
ほんわかとしたゆるいミステリー程度に心の準備をしておいくのがいいかも!

椿店長が推理をするのではなく、
アンちゃんが自分で答えを出そうとしてるんです。
そこでもアンちゃんの成長を感じられますw

アッと驚く名推理はないけれど、

アンちゃんたちと一緒に和菓子や日本の文化を
小説を読みながら楽しく知れると思ったら、
きっとガッカリはしないはず!!!

知らなかったよ!あの和菓子のヒミツ

今回の【アンと愛情】でも和菓子の豆知識が盛りだくさんでした。

  • 和菓子の日は毎年...
  • ところてんと寒天は○○だった
  • わらび餅がどうやってできてるのか?

などなど知らなかったことばかりでした。
それぞれ細かくシェアしていきますね!w

まず『和菓子の日』について。
そんな日が制定されてるなんてことも知らなかったんですが、あなたは知ってましたか?

実は...毎年6月16日が和菓子の日なんですって!

ぼくにとっては、
いままで友だちの誕生日でしかなかったですが、
これからは和菓子の日もカレンダーにいれとかないと!
(↑今年はその子に和菓子をプレゼントしてみよっかな 笑)

つぎに『ところてんと寒天の違い』について。

このふたつは同じ原料からできてるんだって!
えっ?!常識でした???(汗)

ところてんと寒天の違い(アンと愛情)

あと、ゼラチンとアガーの違いなんかもこの本読んで知りました。
料理とかで「なにかを固める」ときに使われるのは知ってたけど、
それぞれの使い分けはちゃんと理由があったなんて...

知らなかったというひとは知っておくと、
いつか豆知識としてだれかに披露できるときがくるかも!w

さいごに『わらび餅』がどうやってできてるか。

その名の通り「わらび」からできてたんですが、
ホンモノのわらび100%で作ろうとすると、
お値段1000円以上しちゃうなんてビックリ!!!

だから市販のものは、

わらび粉100%じゃないんだって。

こんな豆知識を読書しながら楽しく知っていけるなんて最高すぎません?(笑)
それでは豆知識の部分だけひとまずまとめると、

和菓子の豆知識
  • 和菓子の日は毎年6月16日
  • ところてんと寒天の原料はいっしょ
  • わらび餅はわらび粉からできている
    (ただし値段を抑えるために、市販のものは片栗粉などをミックスして作られている)

おわりに

この【和菓子のアン】シリーズの大ファンなんですが、
ドラマや映画化したらもっとおもしろそうだと思うんです!

ただ...
原作のすばらしさは、
映像する前のいまのうちに体感してみてください!(笑)

ちなみになんですがアンちゃんの役は、
YouTuberの『くれいじーまぐねっと』のUraNちゃんとかどうだろ?

演技力は未知数だし、
派手髪のUraNちゃんと和菓子のイメージはかけ離れてるけど、
和菓子もおいしそうな顔して「みつ屋」で売ってくれそうw

あなたはアンちゃん役誰がいいと思いますか?

それではさいごに、
もう一度この【アンと愛情】をまとめておきます!

【アンと愛情】のまとめ
  • 壁を乗りこえるアンちゃんの成長が楽しめる!
  • 相変わらず和菓子や日本文化の豆知識がてんこ盛り!
  • ますます続編&映像化も楽しみ

って感じです。

「読みたくなっちゃった」というひとは
お近くの本屋さんへ!(笑)

どうしてもいますぐ読みたい!となっちゃったひとは
こちらのリンクへ飛んでKindle版で楽しんじゃってください↓

まだシリーズ第1弾の【和菓子のアン】から読んだことないってかたも、
まとめ買いもお買い得かもしれないのでチェックしてみてください。

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