「通勤通学時におすすめ!」サクサク読めておもしろい!小路幸也【COW HOUSE】

青春小説

あなたはどんなときに本を読みますか?

  • 朝活
  • 通勤通学
  • 家事のすき間
  • カフェでじっくり
  • 寝る前にゆったり

いろんなタイミングがあると思います。

そのなかで、
今回紹介する小路幸也の
COW HOUSEカウハウス】は、
通勤通学のバスや電車に乗ってるとき
ちょっとしたすき間時間などでも楽しめちゃう一冊です!

本は読みたいけど、
「まとまった読書の時間がとれないなぁ」
と嘆いてるひとはこちらの小説はいかがでしょうか?w

こんなひとにオススメ

【COW HOUSE】を読むのにおすすめなひとはこちら!

  • 読書は好きだけど、ガッツリとした時間は確保できない
  • 通勤通学のときに読める本を探してる
  • アッサリ読みやすい本が好き

あらすじ

25歳のある日、窓際族に突然なってしまった畔木くろき。仕事は、鎌倉にある由緒正しき豪邸の管理人。誰もいないはずだったのに、外にあるテニスコートで老人と女の子が楽しそうにテニスをしてる。一体どういうことなのか?そして、なぜか丑年生まればかりが集まってきて、生まれる不思議な一体感。奇妙なつながりができ、この家を起点にさまざまなことが生まれ変わっていく、復活の物語。

通勤通学におすすめ!

感動&泣ける本とかだと、
じっくり腰を据えて読みたいですよね?
ミステリーの場合でも、
こまぎれに読んでいくのって大変じゃないですか?

その点COW HOUSEカウハウスは、

  • 気軽に読めちゃう
  • 行間をくまなく読み取らなくてもOK!
  • 伏線とかオチを気にしないでも大丈夫

っていう本だと勝手に思ってるので、
「通勤通学時におすすめ」できるんですw

だって、
電車の乗り換えとか、
周りに人がたくさんいる中での読書って、
結構集中力もたないですよね・・・?

そんなときでも充分に楽しめるポテンシャルがこの本にはあるはず!

そして、

アッサリ読めちゃうので、
楽しみを持続させるためにも、
すき間時間を利用して
長く楽しんだ方がいいのかなぁ…
って思う部分もあります!

通勤通学だけじゃなく、
バタバタしがちで、
ゆったりと読書の時間がとれないひとにもおすすめの一冊です(笑)

キーポイントは“家”

鎌倉にある大豪邸が舞台の物語。

そこから見える景色がなんとも良さげなんですw
それだけでも、うっとりこの世界に惹きこまれちゃいます。
“青い空に、緑の芝。向こうに見える深い森。かすかに漂う潮風”

こんな雰囲気で暮らすのって最高過ぎません?
その物語の舞台となる家はこちらです。

【COW HOUSE】のイラスト。単行本の表紙のイラストをトレースして着色等したもの

めっちゃ豪邸……。

この家に集まってきた不思議なひとたち。
そのひとたちには共通点が二つありました。

ひとつめは《丑年》。
10代、20代、40代、70代のメンバー。
それがCOW HOUSEの由来ですw

ふたつめは、
みんな“家族”に事情を抱えてるということ。
ピアノの天才なのに報われなかったり、
家族のためにボケた老人のフリをしていたり、
読んでていたたまれない気持ちになりました。

でもそれと同時に、

支え合う仲間っていいなぁとも思えました。
その原点になるのが「COW HOUSE」。
やっぱりキーポイントは“家”なんです!

家族でもない、
新しいカタチの家にまつわる小説です。
アッサリしてるけど、中身がスカスカなわけじゃありませんよ(笑)

仕事や生きる道標にもなる!

読んでると、
「あっ、このことばいいな!」
「このセリフすごい好き!」
っていう名言がいくつもありました。

それは、仕事や生きるための心の支えにもなってくれそうなことばたちです。

例えばこちらの名言。

居場所って与えられるものもあるけど、自分で作るべきものだと思う

あたり前っちゃあたり前だけど、
意識しないと忘れちゃうことじゃないですか?
仕事でもどうだし、
プライベートでも、
自分自身が幸せになるには、
貪欲に自分で切りひらいていかなくちゃいけない!
改めて教えてくれた名言でした。

もうひとつはこちらです。

仕事にはクールヘッドが必要だ。クレイジーハートが必要だ。ときにはその真逆、クレイジーヘッドにクールハートが必要だ

ぼくの大好きな小説【冷静と情熱のあいだ】でみたいに、
冷静な部分と情熱の部分の両方が必要ってことですよね?

ときにはアツい心と冷静な判断力
ときには落ち着いた心と突飛な発想力
どちらが欠けてもダメで、両方大切なこと。

それがカッコよく表現されてて
ストレートに心に突きささってきた名言。

全体的にはアッサリしてますが、
突然ガツンと胸をうつことばが登場するので、
鮮明に心と頭にインプットされてきますよ!

ほかにもきっと名言があるはず。

あなたにピッタリな名言を
見つけてみてくださいw

こんなところが小路さんの小説で好きなんです!

ぼくはいままで何冊か、
小路幸也さんの小説を読んできました。
このブログでも紹介したことのある、
東京カウガール】や【荻窪シェアハウス小助川】もそのなかのひとつです。

そして今回、
小路幸也さんの書かれた小説のある共通点を発見しちゃいました!
それは主人公の特徴5つ。

特徴ポイント
  • 主人公は20代前半の男
  • ほの暗い過去をもっている
  • そのせいでちょっと達観している
  • いつも冷静沈着
  • 年上からも一目置かれている

【COW HOUSE】の主人公も、
この条件にピッタリ当てはまっていて、
気分の浮き沈みもなくツーー―ッと一定。

これは、読み手としてはすっごいメリットだと思うんです!

なぜかというと、
読み手がどんな気分でも読めちゃうから。

どんな状況でも主人公が安定していると、
読者も安定して読めちゃうと思うんです。
現実世界でどんだけツラい状況でも、本の世界はいつでも一定

なんか安心感ないですか?

そんなところがぼくが小路幸也さんの小説が好きな理由のひとつです。

たくさんの作家さんの小説を読むのは楽しいですが、
好きな作家さんを見つけて深堀りしていくのも
楽しいですよ~(笑)

おわりに

アッサリした小説だったので、
そこまで深く言えなかったですが、
いかがだったでしょう?

ちょっとでも「気になる!」って
思ってくれる方がいたらとってもうれしいです!

読書時間があまりとれないひと、
アッサリ系の本が読みたいと思ってた方、
ぜひチェックしてみてください!

今回紹介したのは、
小路幸也さんの【COW HOUSEカウハウス】でした!

つぶお
つぶお

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました