人生100年。
ただただ生きていくには長すぎる時間ですよね?
「こう生きるべきだ!」
「このルートが幸せになれるよ!」
「そんな生き方はダメだ!」
そんなルールも正解も全くない世の中。
はたしてどう生きていくのがいいのか……。
そのヒントがつまってるのが、
【好きなことしか本気になれない。人生100年時代のサバイバル仕事術】でした。
この本の著者は南章行さん。
「みんなの得意を売り買い」で知られる、
『ココナラ』を運営する株式会社ココナラの社長さん。
波乱万丈の人生を送ってるだけあって、
「なるほどなぁ~」って思うところがたくさんありました。
人生100年生きていくなんて漠然としか考えてなかったけど、
いますぐ考えないと手遅れになってしまうかも…って思いました(汗)
正解がないのなら自分の正解を作り出すしかない!
そう思っても、
なにかしらヒントは欲しいですよね?
ヒントになりそうな「人生100年を生きていくための仕事の極意」を
この本から見つけたのでご紹介します!
- 人生設計を見つめ直す
- 100年生きていくためには「個人の力」を持つのが大切
- どうせ働くなら心を満たしながら働くのがベスト
- 「自分らしさ」を見失わないことが大事
- とにかく100%で仕事をやりきる
- 得意なことは積極的にアピールしていく
- ソフトスキルは強みになる
- MBAに行く意義
全部いっぺんにやるとなると難しいかもしれません。
でも人生を100年としたら、
《あなたのタイムリミット=100-あなたの年齢》です!
チャンスはいま、ぼくも動き出したばかりです。
一緒にがんばりましょう(笑)
こんなひとにオススメ
この【好きなことしか本気になれない。】をおすすめするのはこんなひと
- 好きなことで生きていけないと諦めてるひと
- やりたいことが見つからずにくすぶっているひと
- 人生100年時代を生きていくための知恵がほしいひと
まずは人生設計を見直そう
いままでは、
人生100年なんてちゃんと考えてなかったかもしれません。
考えたとして、どのくらい働くつもりでしたか?
これまでの日本の会社の多くは、
定年の年齢は60歳でした。
でも、人生100年としたらあと40年も残っています。

20歳前後で働きはじめて、
定年の60歳まで働こうとしていたのが、
この先は定年が伸びて80歳まで働かなきゃいけなくなるかもしれません!
だとしたら、
これまで考えていた、
キャリアプランも変わってきませんか?
そして、どうせ長く働くなら好きなことを長く続けたいですよね?
- 自分に合ってる仕事
- 自分が好きな仕事
どちらかじゃないと長い人生で続いていかない。
もし、運よく巡りあったとしても、
『個人の力』が必要になってくるらしいです!
「個人の力」を持つことが必須条件
もしも定年が80歳にまで伸びたとしたら、
そのためには「個人の力」が必要になる。
「個人の力」っていったい何なのかというとこちらの三つの要素のこと。
- スキル
- 自分の価値観を持つこと
- セルフリーダーシップ
これだけだとチンプンカンプンだと思いますので、
それぞれの要素を細かく見ていきましょう!
ひとつ目の要素「スキル」
必要になってくるといっても、
求められる「スキル」は、
時代や環境で移り変わりゆくもの。
※スキル:人が好きでコミュニケーションが得意etc.
だから、
ひとつのスキルを持ってるからといって安心したり、
そのひとつのスキルをとることだけに固執するのではなく、
複数のスキルを併用して身につけるのがベターだということでした。
そして、日々新しいスキルを更新していくのも大事なこと。
ここでの個人のスキルとは、
性格や趣味に結びついたパーソナルなものでもOK!
隠し玉の秘密兵器的なスキルである必要はない。
スキルの複数持ちは必須条件
ゲームを想像してみてください。
- 一撃必殺できるけど、発動までには時間がかかるスキル
- 簡単に発動できるけど、相手に与えるダメージは少ないスキル
このゲームをあなたがやるとして、
どちらか一方だけで敵を倒せますか?
自分のHPが無限大にある場合は戦えるけど、
そんな状況なかなかないですよね?
それと一緒で、
人生を生き抜くためには手持ちのスキルは多いに越したことはないんです!
ひとつにしぼって極めるのもいいかもしれませんが、
そのスキルが使えるのはごくわずかな場合だけ。
スキルを複数持った方が、あらゆる状況に対処しやすくなる気がしませんか?
稼げないスキルも将来的には花開く可能性もある
スキルには大きく二つのスキルがある。
それは、
- 稼げるスキル
- まだ稼げないスキル
今稼げてるスキルも、
将来的には稼げなくなってくるかもしれない。
一方で、まだ稼げないスキルも、
時代が追い付いてきていないだけで、将来的には稼げるスキルになるかもしれない。
そんな未知のスキルは、
本気になってがんばれば稼げるようになるかもしれません。
その例として、ブロガー、YouTuber、インスタグラマーなどがあてはまると思います。
昔は見向きもされなかったけど、
この時代にあってきて、
「YouTubeを制作できるスキル」などは稼げるスキルになりましたよね?
それと同じように、
今の時代では稼げないスキルも、
自分の価値観に合っているならつづける価値はあるのかもしれません。
→そのメンタルを維持していくのはこの後で紹介する「セルフリーダーシップ」なのかも!
ふたつ目の要素「自分の価値観を持つこと」
この「自分の価値観を持つこと」の部分は、
正直作者の言いたいことは伝わってこなかったので、
自分なりの解釈で書いていきます。
「言いたいことも分からないから必要ないんじゃないか?」
と思うかもしれません。
伝わってこなかったのは「理由」の部分です。
「自分なりの価値観を持つことは大切だ」っていうことは共感しました。
その理由は、
100年も生きてたら、
周りのひとに流されてばかりの人生なんてつまらないでしょ、
どうせ長く生きるなら自分の価値観を持った方が楽しめそう、
そう思ったからです。
みっつ目の要素「セルフリーダーシップ」
プロローグから触れられてる、
この本で重要なキーワードが「セルフリーダーシップ」。
リーダーシップとは、
組織をひっぱる立場のトップのひとだけが身につけないといけないスキルではなく、
個人個人が身につけておくべき必須スキルということでした。
そして、
そのリーダーシップは、
自分自身の人生をリードするにも必要になってくる。
そういう意味での「セルフリーダーシップ」
※このセルフリーダーシップには、自分をリードする意味と、自分の人生設計をする「セルフプロデュース」の意味も含まれてると思います。
もうひとつ重要なこととして言われているのは、こちらの意識改革。
『自分のことは自分で決めないとダメだ、
という義務感で行動するのではなく、
あくまでも自分のことは自分で決めていいんだ!
という自由な権利を意識すること』
ついつい「自分のことは自分で決めなくちゃ」
って意識でがんじがらめになってしまいますが、
それよりも自由を意識した方がよっぽどいい!
仕事だけじゃなくて日頃の生活面でも有効なマインドですよね?(笑)
この三つの要素、
スキルと自分の価値観とセルフリーダーシップをたせば、
個人の力が身につくってことでした!
「個人の力」をまずは身につけて、
自分の描く理想の将来設計を見つめてみましょう!
どうせ働くなら心を満たして働こう!

あなたが心を満たされるのはどんなときですか?
仕事はツラくて大変なものだし、
モチベーションを維持するのはどうしたらいいのか。
例えばこんな状況だったとしたら。
- 褒めてくれる上司がいる
- SNSでいいねをもらえる
これでモチベーションは上がりますか?
上がったとしても、
基本的には一時的なものですよね?
上司はいつまでもあなたの上司ではいてくれないし、
SNSで評価されるのも、いつか見向きもされなくなるかもしれない。
そう、他者からの評価は絶対ではないんです。
だとしたら、
どうやって心を満たして働き続けるのか?
それは、
- 自分の価値観に合う仕事をする
- そこでがんばってスキルを身につける
- 自分自身で意思決定(セルフリーダーシップ)を行い
- 最終的に心を満たされる状態にもっていく
ちょっと無理くりに思えるけど、
こうやってモチベーションを高い状態に維持するみたいです!
「自分らしさ」を見失わないことが大事
この本で言われてるのは、
「自分らしさ=人と違うこと」ではないということでした!
- ひとと違うからすばらしい
- 個性がなによりも大事
- 自分らしくありのままに
そうやって頭でっかちになるのはあまり良くない。
なぜかというと、
「ひとと違うこと」を最終目的地に設定してしまうと、
ほんとうの意味での自分らしさを見失ってしまう。
分かりやすい一例をイラスト化してみました↓


このように、
Tシャツだと簡単に着替えることはできます。
でも、このTシャツがあなたの個性だったら?
簡単にあなたの持ち味のキャラクターは変えられないですよね?
もし、変えることができたとしても、
相当ツラくてストレスがたまること。
大事なのは、
“みんなと同じだろうと違っていようと、自分がいいと思うことをやる”ということ!
自分らしさを見失わないようにしましょう!
とにかく100%で仕事をやりきる
目の前の仕事を70%の力加減でやるとします。
そうするとこんなことが考えられます。
- その仕事が自分にあってるのか判断できなくなる
- 単なる流れ作業になってしまう
- なにも身につかないし成長することもできない
- 得意なのか不得意なのかは永遠に迷宮入りしてしまう




こうなってしまって、
本当にいいんでしょうか?
同じ仕事を100%全力でやりきったら、
「思ったよりこれは楽しいぞ!」
「意外とみんなのために役立てるかも!」
「もしかしたら自分に向いてる仕事かも!」
っていう発見や気づきにつながる可能性もあります。
なので、
苦手意識がある仕事でも、
一回だけでも全力を出し切って仕事をしてみましょう!
得意なことは積極的にアピールしていく
得意なことって自分から発信していかないと、
だれにも気づいてもらえないですよね?
「ぼくはエクセルが得意です!」
「わたしは動画制作が得意です!」
「こんな仕事もできます!」
こういうことを積極的にアピールしていくのが大切だといわれてました。
この本ではラベルを貼るって表現されてましたが、
いまいち分かりづらい……。


きっと作者のひとが言いたいことは、
得意なことを周りのひとに知ってもらうこと。
日頃からこんなことが得意なんですってことを知っておいてもらうと、
あなたの会社の立ち位置・存在感はより増してくるはず!
そして、
得意なことが仕事として回ってくると、
唯一無二のスキルになる!
いい循環になりますよね?w
このときに重要なのは、
完璧に仕上げてない状態であったとしても、声をあげること。
自信は積み重ねていくことで生まれていくから、
まずは行動に移すのが肝心です!
ソフトスキルは強みになる
この先、
もしロボットの時代がいまより進んでも、
ロボットが苦手としてる分野があります。
それは対人コミュニケーションスキル!
このスキルのことを「ソフトスキル」と表現されてました。
モノを売り込むにしても、
買ってくれるひとはそれぞれタイプが違いますよね?
タイプ | どんな売り込みが有効的か | |
Aさん | 権力がほしい | このシステムを入れると、多くの部署に影響を与えられ、 社内での発言力がグンと増しますよ! |
Bさん | 尊敬されたい | このシステムはすごく難しくて、提案しても本質を見抜ける人は少ないんです! さすがです!この良さを理解してくれるなんてスゴイです! |
Cさん | 安定志向の多数派 | もうみんなやっていて、乗り遅れちゃいますよ。 |
Dさん | 最先端を求める | 業界初なんですこの商品 |
こうやって、
人類の最大の武器“ソフトスキル”を駆使しつつ、
自分らしさも織り込んでいくのが重要です!
MBAに行く意義
作者の南さんは、
オックスフォードのMBAスクールに通ってたらしいです。
本書でもMBAについて触れられています。
でもMBAで有名なのは、
やはりアメリカにあるもの。
ではなぜ南さんはアメリカではなくイギリスのMBAスクールを選んだのか…?
その理由は、本のなかで明かされています。
それ以外にも、
MBAは行くだけで価値はあるのか?
っていうことも興味深かったです。
はたしてMBAに行く意義とはいったい。
この二つのことは、
読んで確かめてみてください。
おわりに
読む前までは、
「好きなことだけして生きていければ楽だよねw」
「好きなことと稼げる仕事との両立が難しいんじゃん」
とかって思ってました。
でも、
この本で書かれてるように、
「個人の力」を身につけたり、
考え方の角度をちょっとずらしたり、
そうやることで見えてくるものがありそうだなって思いました。
だって、人生100年。
まだまだ先は長いですから。
ワクワク感と好奇心を日々大切にして、
生きていこうかなって思います!
動きだすなら今。
正解のないこの世界で一筋の光が見えたなら、
その先に進んでみてもいいかもしれません。
タイムリミットはあと何年残っていますか?




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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