約一か月前、
感動的な一冊の本と出会いました。
ストーリーも最高で、
名言とかに涙して、
その作家さんにメロメロw
その本は、
【この恋は世界でいちばん美しい雨】です。
作者は宇山佳佑さん。
それを読んでからはちょっと時間はあいちゃいましたが、
ついに、また宇山さんの本を読むことができました!
感想を端的に言うと、
「まるで“映画”を読んでる気分になりました!」
でも正直に言うと...ちょっと物足りなかったです。
【この恋は世界で~】がぼくにはドンピシャ。
そのせいで期待値を勝手にあげた状態で読んでしまいました。
結果、そんなハマらなかった(◎_◎;)
ハードルをあげて読んでしまいましたが、
ちゃんとこの一冊とは向き合いました(笑)
あらすじと感想をまとめてみましたので、
見ていってくれるとうれしいです!
こんなひとにオススメ
【今夜、ロマンス劇場で】をおすすめするのはこんなひと
- 切なくなる恋愛小説が好き
- 映画とセットで小説を読みたい
- コメディ感のある笑いも嫌いじゃない
あらすじ
映画監督志望の健司は、仕事終わりに映画館で映画を観るのが楽しみのひとつ。ある日、一本の映画と出会う。それは、人々から忘れさられてホコリをかぶっていた昔の映画だった。主演の女優に心をうばわれ、来る日も来る日もその映画を観る健司。そして、突然モノクロの映画の世界から飛び出してきた彼女に、本当の恋をする。胸がしめつけられるような、儚すぎるラブストーリー!
儚いラブストーリー
この【今夜、ロマンス劇場で】は、
ふたつの物語・時間軸があります。
ひとつは現代。
もうひとつは脚本の世界。
現代の部分では、かつて映画監督にあこがれてた健司が過去を振り返る。
そして、脚本のなかの主人公は60年前の健司。
メインになってくるのは、
脚本のなかの世界の健司です。
健司は映画監督になるために、助監督として映画会社に働いています。
仕事終わりには毎日ロマンス劇場に通い、そこで映画の世界から飛び出してきたお姫様と恋をする。
ちょっとファンタジックな物語ですw
健司とお姫様は次第にひかれあっていくのに、
順当に両想いになって、
そのまま恋人にならないんです...
読んでてもどかしくなる!
ひかれあってるのになぜ恋人にならないのか。
理由はネタバレになってしまうので明かせませんが、
理由が理由だけにものすごく切ない気分になります。
ふたりがくっついてほしいのに、
結末をイメージすると、
それも本心で望めない。
めっちゃ儚いラブストーリーです!
恋する気持ちの代弁者
恋すると、
ワクワクしたり、悲しくなったり、
ほんとうに色んな感情が芽生えてきます。
健司たちの感情が、
ピッタリ自分自身の気持ちと
重なったりするんです!
とくにこの文章がグッときました。
もし本当のロマンスとめぐり逢えたら、きっとこの世界も映画みたいに輝いて見えるんだろうな
好きなひとができると、
モノクロの世界がパァーッと色づいたりしますよね?
もう、映画の主人公になった気分で、
いままで普通に過ごしてた世界も、
めっちゃ輝いて見えてきたりw
もちろん悲しい恋の一面もあります。
その悲しい部分も読んでるうちに、
健司たちの心とシンクロしてきて、
切ない気持ちが膨れ上がっていきます。
恋愛小説で、
切ない気分に浸りたいひとにはオススメの一冊!
おわりに
235ページというわりと短めな一冊
だったのであっという間に読み終わりました!
だけど短い分、
物語的には物足りなさを感じました。
「もっとここ詳しく書いてほしい」
「会話の部分盛りあがったらもっといいのに」
って思うところが個人的にはありました。
でも、
アッサリ系が好きなひとにはハマるかも!
物語のなかで、
健司は脚本を書いていますが、
作者の宇山さんもガチの脚本家。
だから小説も映画を読んでる気分になったのかも!
この流れを土台に、
色々と肉付けして映像化したら
もっとワクワク感が増すのに!
って思ってたらもう映画化されてました(;・∀・)
モノクロのお姫様は綾瀬はるかさん。
青年の健司役は坂口健太郎さん。
NETFLIXでも配信されてるから観てみよw
とくにおじさん三獣士が気になる……。
竹中直人さん、池田鉄洋さん、酒井敏也さんが安っぽい着ぐるみ着て演じてるなんて、シュールでおもしろそう!
実際はコメディ感よりも、
グッと切なくなるラブストーリーです!
儚い恋愛を読んでキュンキュンしちゃってください(笑)


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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