木宮条太郎さんの【水族館ガール】は、
八作品も出てる超人気シリーズ!
今回はその第三巻をご紹介します。
- 遠距離恋愛継続
- もう一歩プロジェクト始動
- 由香、シンポジウムに参加する
- 瀬戸内海洋大の沖田の過去
- 由香、ラッコの臨時担当になる
- マンボウ救出大作戦
- アクアパークが生まれ変わる
こちらが大きな流れになってます。
これまでの、
第一巻、第二巻のあらすじはこちらから確認していただけます↓
今回は、
由香の奮闘ぶりがすごかった!
いままではイルカライブでのわちゃわちゃ感が危なっかしくもあり、ワクワク感もありって感じでしたが、
イルカ担当の枠を超えて、
『水族館で働くひと』としての成長が見られる一冊になってました!
そしてあいかわらず、
水族館で暮らす動物たちの新たな一面もたくさんありましたw
シリーズ作品完全読破まで、
【水族館ガール】は見逃せない!
こんなひとにオススメ
【水族館ガール3】を読むのにおすすめなひと
- 動物園や水族館が大好き
- シリーズものの小説が読みたい
- 恋愛×お仕事小説が好き
あらすじ
由香は、海遊ミュージアムに出向中の恋人・梶の帰りを首を長くして待っていた。そんなときに届いた悲しい知らせ、梶の出向延長。悲しみに暮れるひまもなく、次々に舞いこむハプニング。イルカ担当の枠をとびこえ、一歩、水族館職員として成長する由香。そして、同時に由香が働くアクアパークも生まれ変わろうと、ある人物が動き出す!かわいいラッコの姿、マンボウやサンゴの新たな一面、この水族館からもう目が離せない!
第三巻で主に登場する動物たち
- イルカ
- ラッコ
- マンボウ
- アカウミガメ
でも今回は、
これまでと比べるとイルカの登場率はグッと減りました!
その分ほかの動物の魅力がカバーしてくれますw
ラッコもマンボウも、
見た目がゆるい感じだったから、
読んでからは印象がずいぶん変わりました。
- ラッコは好き嫌いが激しい
- マンボウはお腹壊しがち
- ウミガメの体内コンパスがスゴイ
毎回、
水族館で暮らす動物たちの新たな一面見れるので、
それだけでもワクワクできる一冊です!
由香の成長から目が離せない!
元市役所職員の由香。
現在のアクアパークの水族館に来て三年目。
まだまだ新人の部類にはいる彼女も今回は波乱の連続。
- 新プロジェクトのリーダーに就任する
- シンポジウムに参加する
- ラッコの臨時担当になる
これだけで充分大変そうですよね?
ぼくならカラダがひとつじゃ足りなさそうw
でも、
壁を乗りこえていくたび、由香も成長する。
もちろんたくさん失敗します。
読んでると、
「アホすぎる!」
「なんでそんなことするん!?」
「もっとこうした方がいいやん!」
って思うこともいっぱいありました(笑)
だけど、そう思うことってすごく大事なこと。
由香に起きたことを自分に置きかえたとき、
ほんとに自分にできるのか……。
そう思うと由香は結構スゴイことやってると思います!w
第一巻では水族館に来て、
右も左もわからない卵の状態でしたが、
今回ではちょっと成長してひよこになってました。
かわいい動物に目が行きがちだけど、
由香の成長も目が離せない!
これまでの自分を反省……。
イルカ、アシカ、ペンギン、ラッコ。
ぼくはかわいい動物ばかりに目がいってました。
『かわいい』ってことで注目していて、
『かわいくない』動物を見ていなかったなぁと思いました。
そう反省したきっかけがこちら。
かわいいから守る。ではかわいくないものは守らなくていいのでしょうか。かわいい生き物には関心が集まり、資金も人手も容易に集まります。一方、かわいくない生き物は放置。人知れず絶滅していく。
そうやって絶滅してしまった動物たちの一部も紹介されていて、
「たしかにかわいい動物(目立つ動物)ばかりにしか目を向けてなかったな……。」って深く反省しました。
でも、
この“気づき”が大切ですよね?
知らなかったことも知ってから変われる!
ラッコをまったく知らん人が、ラッコを守ろうという気になるんやろうか
イルカ、ラッコ、ペンギンなど。
いままで表面的なかわいさしか知らなかったけど、
この【水族館ガール】を読んで、
知らなかった生態を知ることができました!
そういう意味でも、
読んでよかったなぁと思える一冊です。
なにか行動・考えをもつためにも、
まずは知ることから始めましょう!w
おわりに
由香の目まぐるしい成長が、
ますますオモシロくなってきました!
新人の頃はイルカだけでいっぱいいっぱいだったのに、
色んな事にチャレンジして水族館職員として日々成長。
梶との仲はスローペースだけど、
この先の展開はどうなるのか。
ただ、
すべてが大満足ってわけではないです。
話の流れについていけないポイントがたまにあるので、
その点は不安……。
それでも、
楽しい!ワクワク!が最終的に勝つんですけどねw
第四巻もはやく読みたいなぁ。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
コメント