
最近仕事がうまくいかない。




家族とケンカしちゃった。




大切なひとに傷つけられた……。
こんな風に、気分がおちこんでるそこのあなた。
小さな幸せ見つけてみませんか?
大好きな森沢明夫さんの本のなかから、
【かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便】を読んでみました!
そしたら案の定いっぱい泣きましたw
生きていれば直面するたくさんのツラいことや悲しいこと。
そのなかでも、
「ちっちゃな幸せがいっぱいあるんだ!」
「こう考えればいいんだ!」
ってことがありました。
今回の小説でも、
森沢さんの小説でおなじみの感動的な名言が
随所にちりばめられていたので、
オススメなものをピックアップして紹介します!
こんなひとにオススメ
【かたつむりがやってくる】を読むのにおすすめなひとはこちら↓
- 家族との関係があまりよくない
- おじいちゃんおばあちゃんが大好き
- ちっちゃな幸せでもいいから感じたい
あらすじ
葉山珠美(通称たまちゃん)は20歳の大学生。でも、大学を中退して、田舎に帰ることを決意した。それは、田舎に暮らすおばあちゃんの生活を支えるため。移動販売車をつかって、おばあちゃんやお年寄りのひとたちのためにおつかい便をはじめようとする。そんなときに発覚した父親の手術。実家にいる義母のフィリピン出身のシャーリーンとの確執も悩みの種。そして、たくさんの悲しみを乗り越え、笑顔をたまちゃんは取り戻すことはできるのか。
森沢明夫さんのおすすめ作品をピックアップ!
森沢さんといえば、
感動して泣ける名言がたくさんでてくきます。
そのなかでもおすすめな作品をご紹介します。
- 虹の岬の喫茶店(幻冬舎文庫)
- 大事なことほど小声でささやく(幻冬舎文庫)
- エミリの小さな包丁(角川文庫)
それ以外にも、名言あふれる小説はたくさんあります!
こちらのまとめ記事もチェックしてみてください↓
“陰徳を積む”けなげな愛情に涙する
たまちゃんが中学一年生のとき、
母親が交通事故で死んでしまう……。
それからは父ひとり子ひとりだった葉山家。
でも、四年後。
父はフィリピン出身のシャーリーンと再婚する。
当時こそ日本語もおぼつかない状態だった彼女も、
父が営む「居酒屋たなぼた」を手伝いながら、
次第に和食も完璧に作りこなすようになる。
そんなシャーリーンのことで、
たまちゃんが気に食わないことがひとつ。
それは、なにごとも恩着せがましいこと。
「お掃除しておいたね、きれいでしょ?」
「歯ブラシ古かったから、買っておいてあげたよ」
「気に入ったら使ってもいいよ」
それが癇にさわって、
日本人の美徳――こっそり他人に施して、それを本人に伝えない“陰徳を積む”ことをシャーリーンに言うたまちゃん。
対するたまちゃんも、
シャーリーンを傷つけてしまう。
その後の展開は436ページあたりから!
長い助走部分でも充分泣きましたが、
436ページ以降はけなげすぎる愛情がハンパないです。
涙腺崩壊して涙ダラダラ流れました(´;ω;`)
ハンカチとティッシュを準備をして読んでみてくださいw
悲しみに立ち向かう姿に感動する
たまちゃんのお母さん(絵美)が死んじゃってからも、
その後に起きる悲しすぎるできごとにも、
たまちゃんが進み続ける姿に感動します。
でも、
ただ単に立ち向かっていけたわけじゃありません。
お父さんやおばあちゃんが、
ことばで背中を押してくれたからでした。
たとえば、
棚からぼたもちってのはよ、ようするに運がいいってことだべ?運がいいってのは、神様に愛されてるってことだ。俺たちが毎晩、酒を喰うって、げらげら笑い合って、みんなと愉快にやってればよ、神様たちも楽しいのが好きだから自然と集まってくるわけさ。んで、結局、神様が集まるところにこそ、運が開けてくるってわけよ
たしかに暗い雰囲気のところには、
運が巡ってこなさそうですよね?
笑ってるって案外運をよびこむには
重要なことなのかもって納得しちゃいましたw
そして、たまちゃんはこんなことばにも励まされます。
絵美がたった一度の人生で味わうはずだった楽しいこととか、幸せだなぁって思うこととか、そういうことを、まるごと背負って生きろ。ようするに、たまちゃんがよ、絵美の分まで、太く、長く、全力で人生を楽しまねぇといけねぇんだ。
こういう些細なことが幸せにつながる。
幸せでいるために笑顔でいる。
この本を読んで改めて思いました!
ありがとうの連鎖に笑顔が咲く
ありがとうのことばって、
“いちばんの幸福感がえられる”って言われてました!
ありがとうのことばを投げかければ、
自然と幸せになって笑顔になれる。
魔法のことばをちゃんと伝えないとですよね(笑)
人に期待する前に、まずは自分に期待すること。で、その期待に応えられるよう、自分なりに頑張ってみること。人にするのは期待じゃなくて、感謝だけでいいんだよ。
この名言もグッときませんか?
期待じゃなくて感謝。
そうすればきっとみんながハッピーで笑顔に!
おわりに
家族の問題だったり、
悲しいことに立ち向かう姿だったり、
終盤からは涙なしでは読めませんでした……。
ツラいことや悲しいことがあっても、
小さな幸せは身のまわりにもたくさんある。
感動して泣くだけじゃなく、
そういう大切なことにも気づかせてくれる一冊でした。
いい気分の「素」は、身のまわりにいくらでもある。それを、せっせと拾い集めて、丁寧に味わう。幸せとは、つまり、そういうことだよ。
幸せでいるためにはたくさんのいい気分の「素」をしっかり集める。
いっぱい泣いた後は、
幸せを見つけて笑顔になりましょう!
自分自身が笑うのが難しかったら、
たくさんの笑顔が集まる場所、
おつかい便が来るところみたいな場所にいけば、
笑顔の連鎖であなたも自然に笑顔になれるのかもw


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
今回紹介した【かたつむりがやってくる たまちゃんのおつかい便】はこちらです↓
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