
読書って好き?


好きだよ!




じゃあ本がどうやってできるか知ってる?
読書好きのみなさん!
本ができるまでの物語って気になったことありませんか?
作家さんがいて、
担当の編集者さんがいて、
その先はだれがいるのか……。
本ができるまでの舞台裏はどうなっているのか。
今回紹介する【本のエンドロール】を読めば、
いままでは知らなかったであろう、
奥付にはしるされることのない、
名のある戦士たちの姿が見えてきます!
本が売れなくなっている時代。
“いい本を造る”という信念。
すべてのひとに届けたい一冊!
こんなひとにオススメ
【本のエンドロール】をおすすめするのはこんなひと
- 三度の飯より本が好き
- 本ができるまでの工程を見てみたい
- 夢と現実のはざまに立たされてる
安藤祐介のこの作品もおすすめ
安藤祐介さんは【本のエンドロール】以外にも、
- 被取締役新入社員(講談社文庫)
- 営業零課接待班(講談社文庫)
- おい!山田 大翔製菓広報宣伝部(講談社文庫)
現在、この三つの作品はKindle Unlimitedで読み放題になってます!
プランに入ってるひとはこの機会にぜひ。
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あらすじ
作者以外にも、一冊の本ができるまでにはたくさんのひとが関わっている。本の奥付(エンドロール)には載らないが、編集者・印刷会社社員・デザイナー・製本所社員などさまざまなひとがいる。浦本学は“本を造る”ことを理想に掲げる印刷会社の営業社員。現実主義の先輩社員とぶつかり、他部署に頭をさげ、ミスをのり越え、一歩ずついい本を造るために働く。本ができるまでを追った、感動のお仕事小説。
本にかける想いの違いがおもしろい
本づくりの舞台裏がドラマチックかつ興味深く描かれてる【本のエンドロール】。
そこにはたくさんのひとが登場します。
編集者と密な連絡をとって全体の流れを指揮する印刷会社の営業。
本を印刷する工場で働く製造部の社員。
細かな色を作製するベテランの職人。
データ上で版を組むDTPオペレーター。
その他の、ブックデザイナーや作家、編集者など。
それぞれ、
いい本を造ることは共通してるけど、
そこにかける情熱がまったく違う。
あるひとは希望のため。
あるひとは会社のため。
そしてお金や自分自身のため。
理想と現実がぶつかりながら、
大切な一冊の本ができあがっていく。
その工程がすごくおもしろく描かれてるので、
注目して読んでほしいポイントです!
紙の本を守る
時代は変わりゆくもの。
印刷業界は斜陽産業と言われながらも、
必死に働く姿はとてもカッコよく見えました。
- 時代の流れ
- 読書人口の減少
さまざまな理由で紙の本が減ってるのが現実。
それが現実でも、
紙の本を守りたい信念を、
持ち続けて働くのが純粋にカッコよかった!
特にこのことばがカッコいいなぁと思えました。
夢や希望を語るには、今日明日の実績が必要だ。
理想論だけじゃなにも変わらない。
毎日、目の前にある仕事を完璧にこなしたうえで、
ようやく語ることができる希望。
このことは働くうえでも忘れちゃいけないなって思いました。
感動的なフィナーレ
【本のエンドロール】はいわば奥付部分。
著者、印刷会社、出版社、製本所。
普段の奥付部分にはそのぐらいしか情報がありません。
でも、この本は違いました。
エピローグからのエンドロールの流れはほんとに感動的でした!
それまで読んできた読者のぼくも一緒に本を造りあげた気分になっちゃいましたw
これは、
最初から物語を読んで、
最後の部分もぜひ確かめてほしいです!
おわりに
この本【本のエンドロール】ができるまで、
印刷会社から製本所、そして書店に届けられるまで、
このYouTubeでみることができます!
小説のなかでいくども登場する“用紙をセットする手積みの作業”も動画内で出てきます。
あたりまえのようにしてたけど、
素人からみたら難しそう……。
本を読み終わったあと、
この動画も見てみてください!
この動画も含めて、
“本を造る”ことに情熱をかけてるひとたちがたくさんいる。
本が好きなひとたちにとってはなくてはならない存在です。
紙の本が廃っていくのは喫緊の問題。
ぼくにできることはないのかなって読み終わったあと考えました。
このブログでたくさんの本を伝えるのはもちろん、
読書に興味がないひとにも伝わるなにかを見つけていきたいと思います!




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
今回紹介した【本のエンドロール】はこちら↓
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